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luv of two 【気象系BL】

第1章 開闢


「やだ」
「おいでっ」
「やぁだっ!!」

「.........」
37歳男性ですよね。この人。

「じゃあ、あーん、がいいの?」
「ちがう」
「なに、早く言ってよ」
少しだけ声を荒げる。
「相葉さん、食べて。」
「え、うん」

もぐもぐ、うん。満足の味。

「ん、」

ニノが自分の唇を指さした。

「へ?ほーふーほほ??(どーいうこと??)」
もぐもぐしながら聞く。

「ちょーだぃ、」と甘えた声。

「それってくちう……」 つしってこと、と言おうとした唇が塞がれる。

可愛い見た目からは想像できない欲情的な舌使いで、俺の口内のチャーハンをするすると絡めとっていく。

「どうりでまろやか」

いや、それは潤くんのセリフでっ、、、


「ねえ、にの。俺らってなんなの、、」

ニノにあまりにも弄ばれて腹が立ってついきいてしまった、触れてはいけないコト。

2人とも言葉にしないまま誤魔化し続けてきた。
言葉にしたら、何もかも崩してしまいそうで。でも、


「セフレ?」


驚いたように体をビクつかせた後に答えた。


ああ、崩れてしまった。
やっぱり俺らって、そうだよな、セフレなんだ。


「そんなの、、だって、、」

上手く言えない。上手く言えないけど俺は。


「だって、、なに?」
「ニノは彼女とかいる?」
「いた。
いたけど、女はめんどくさい。柔らかくていい匂いがするだけ。」
「え、でもじゃあ、、」

「俺は。俺は突っ込むのがきらい。」

は??は??何言ってんのこいつ。

「俺は、女にチンコいれんのが嫌いなの。」

なんだ、俺ってほんとにヤリ目かよ、、最悪。
いや、俺も7割くらいヤリ目か。


「ヤリ目、だけなの?」
それだったら寂しすぎる。


「ニノ、お前俺の事どう思ってんの?」
「あいば、まさき。おまえは、あいばまさき。」

「お前、」「ねえ、」
「そーいうのいいの。」
「俺はそーいうのがやなの。」




「ネ、ダイテヨ。」





そう言うと、恐ろしいほど早くスイッチが入り、抱かれる人の目になる。



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