• テキストサイズ

新一の幼馴染は最強美女

第89章 コナンVS平次 東西探偵推理勝負9


貴方side

甘粕「そ、そんなのただの言い間違いじゃねぇか。ホントは俺も塩辛いって言おうとしたのに、その大阪のにいちゃんたち釣られちまったのさ」

コナン「そうそう、その語尾に『さ』をつける言い方」


甘粕「坊主がさっきも使ってた普通の東京弁だろうが」

コナン「東京の人は普通、東京弁なんて言わないよ?そういうのは関西の人くらいじゃない」




甘粕「…っ言い方が変だっていうなら、このおっさんも変だったぜ!?
食後に水菓子を食べる予定だったっていってけどよ…アンタが注文してたのはフルーツの盛り合わせだろうが!菓子じゃねぇじゃねぇか!」

東条「だからフルーツのことだよ」

甘粕「え?」

東条「あれ、言いません?フルーツを水菓子って…」



目暮「わしは使わんが意味なら知ってますよ。料亭のお品書きの最後の方に、水菓子と書いてありますし…」

服部「それも東京弁なんか?」

貴「江戸の言葉に近いね。今も使ってるのは江戸っ子ぐらい。大阪じゃ使わないでしょ?」









コナン「だからさ〜。甘粕さんはどこからどう見ても…関西人にしか見えへんっちゅうわけでおまんがな!」

服部(!!おい、工藤?)


コナン「それにや、おっちゃんタバコを左で持ってたようやけど、ホンマは右利きとちゃいまっか?ラーメンの箸、右側に置いてるさかいな」

服部「おい、そのしゃべり方やめ…」
 


コナン「わざわざそないなことした理由は簡単でんがな。怖かったんやろ?毒のついた手でタバコを持つのがな」

服部「おい、ええ加減に…」








甘粕「ええ加減にせんかい、コラァ!
急にけったいな関西弁使いおって!どういうつもりじゃ、ボケェ!」


蘭「関西弁…」

甘粕「!!」




松田(……あの坊主、やるじゃねーか)


静まり返る店内に、呆然と犯人






甘粕「あ、いや…この坊主がふざけた関西弁使いやがったからついイラッと」




コナン「そうそう。関西人は下手な関西弁を使われるとイラっとくるのも特徴。外国人の片言の日本語は腹立てないのに。
それに、犯行後にラーメンを頼んだのは、お手拭きが欲しかったからでしょ? 汁をこぼしたって言えばすぐにもらえるから。おじさんを毒殺した後で洗うつもりだった、毒を拭き取るためのお手拭きがね…」
/ 100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp