第11章 大切だからこそ 諸伏救済編1
貴方side
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12歳、1月.20時
貴「ふぅ、遅くなったなぁ……博士心配してるな」
中学生から私と、新一同様幼稚園から付き合いのある毛利蘭は空手部に所属している
皆の推薦で、私は中1からキャプテンを務める事になり日誌や戸締り等でこんな時間になった
博士から数十件着信が来ており急いで家に歩いていた
そんな時…
バタバタッ
貴「…?」
近くのビル辺りにて走ってる足音が聞こえる、気になり音のする方を探す
貴「確か、ここら辺から…………………!!」
見つけたビルの中には2人の男の姿が、1人は見覚えがある諸伏さんだった
拳銃を心臓に当てながら
止めないと……っ!!
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諸伏side
高校卒業後、俺と零は公安に配属される
そんな中で潜入捜査にて、ある組織にて活動をする事になる。異名はスコッチ、零はバーボン
けど、そんな矢先組織にNOCのスパイだとバレてしまった、どこからの情報か分からない
でも俺は周りの人間を巻き込まないように自決しようとしていた
今目の前に居るライという男の拳銃を奪いながら
ライ「自殺は諦めろスコッチ、お前はここで死ぬべき男ではない」
諸伏「何!?」
気が動転してる俺は言葉の意味が分からず、理解出来ないでいた
そんな時
ガシャンン!
諸・ラ「!?」
近くの窓が割れ、飛び込んできたのは
貴「……その人から離れて下さい」
諸伏「!!……怜花…ちゃん?」
誠司さんの娘さんで、8歳の時に会った怜花ちゃん
背も高く容姿も美人になったが、面影は変わらずすぐに誰かわかった
急いでこちらに来て俺を庇いながらライに向き合う
ライ(…全く気配がなかった、何者だこの子は)
貴「この人は私の大切な人の1人です、傷つけるなら…許さない」
ライ「………勘違いしてる所悪いが、俺は殺す気はない。
俺も、同じ組織に噛み付く犬だからな」
……それって、まさか
カンカンッ
3人「!!」
階段を登ってくる足音に思わず恐怖にて組織の追っ手が来たと思い、心臓に銃を当てる