第7章 chapter7
「全然、てか普通に言えば良かったのに」
「いや、変態ストーカーって先輩に言われて」
「フフッ」
「なに」
「彼女が自分のこと変態ストーカーって思ってるって、なんか」
「だってもう本当私、失礼なぐらい煩悩が…
「例えば?」
そう言って月島君は私の方にずいっと近づいた
目が妖しく笑う
「まず声」
「声?へーこの声がどうしたの?」
低く甘い声 わざと耳元でいじわるく囁かれる
「頭の中に響いて 痺れておかしくなりそう…」
「そう、他は?」
「指…すごくキレイで」
「指?どうぞ」
そう言うと彼は右手の人差し指と中指を私の口内に差し入れる
クチャ ペチャ クチュ
口腔内を月島くんの指で犯される
「ふぁ ぁあ」
キスよりも淫靡な感覚 頭が蕩ける
「指、どうしてほしかったの?」
そう言いながら月島くんは私の唾液が絡み付いた自分の指をペロっと舐める
美しすぎて卑猥で思わず見惚れる
「めちゃくちゃにして欲しかった…合宿でも図書館でも…月島くんの手を見るたびに思ってた」
「正直にどうも。ご褒美あげなくちゃね」
そういうと月島くんはゆっくりと私をベッドに組み敷いた
「エッチなこと言って煽ったのは歩だからね」
彼の目に見つめられてもう逃げることはできない
最初から舌を絡ませる激しいキス
指で犯され敏感になった口腔内を舌で刺激される
「んん…」
片手でブラウスのボタンを外され下着が露わになる
恥ずかしくてキュッと目を瞑る
月島くんは慣れた手つきでホックを外すとブラの中に手を差し入れた
ずっと触ってほしいって思ってた
大きくて白くて美しい手
唇は合わせたまま両方の胸を揉みしだかれる
クチャ クチュ ハァ ハァ
いやらしいキスの音が部屋に響く
何故か一番敏感な先端には触れてもらえず、月島くんの手は膨らみをやわやわと握るだけ
私はもじもじと内腿を擦りあわせた
ああ、焦らされてる…
激しいキスから解き放たれ見つめ合う
なんて色っぽい顔してるの
ほんともう心臓が持たないよ…
「なんて物欲しそうな顔してるのさ」
月島くんが見下ろしながら妖しく笑う
「歩の好きなボクの指でいっぱい犯してあげる」
そう言うと月島くんは両指で私の胸の先端をキツく摘んだ