第5章 chapter5
俺は無表情のまま橘に近づき、デスクに押し倒した
「待って、やめて国…
「黙れよ」
彼女の口から拒絶の言葉を聞きたくなくて、唇で蓋をする
息もできないような激しい口づけ
ハァ ハァ ハァ クチュ クチュ ジュル
部室に淫靡な音が響き渡る
トロォ…離した唇が糸を引く
唾液を口内に注ぎ入れる
「いや…
白い首元がゴクリと鳴った
ああ 俺の唾液を飲み込んだのか
ゾクゾクと激しい感情が渦を巻き、首元に吸い付く
「お願い…やめて
彼女の懇願は聞き入れず 俺のものである印をつける
興奮は収まらず、そのままトレーナーの裾を捲り上げる
抵抗されているため、ホックも外さずブラをずらし膨らみを鷲掴みにする
左手で彼女の右手を押さえつけ、右手は乱暴にピンクの突起をこねくり回しながら、露わになったもう片方の頂に歯を立てると橘の身体はビクンと仰け反った
「痛ッ
初めて出会った日
ルーズリーフをくれた日
本の貸し借りをした日
マネージャーになってくれた日
俺はどこで間違えたのだろう…
顔を上げると 悲しそうな顔で 俺を見る橘
ハッと我にかえる
「国見… どうして…
泣いてるの?」
ああ 俺は泣いてるのか
「本当にごめん」
俺は立ち上がりゆらゆらと扉に向かった
「最後に教えて アイツを好きになったのはいつ?」