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PARADOXXX(ハイキュー)

第3章 chapter3


「あ、目覚めた?」

「ん…きしまく…月島くん!」

彼女はベッドから飛び起きた

「や、ごめん。驚かせて。寝てなよ」

彼女は何も言わない

怒っているのだろうか

「大丈夫?病院行…

「大丈夫!!本当迷惑かけてごめんなさい!あのスパイク避けたし

直撃してないから大丈夫!私バレーしてたから、動体視力

あれなんで、あの大丈夫です!」

彼女は被せ気味に答えた

いつもの真面目な雰囲気と少し違う 表情がコロコロ変わる

「もう練習戻ってください!私大丈夫なんで」

目を合わさずに下を向きながら話しているのはどうして?

今どんな顔してるの?

「ねぇ」

下から覗き込んだ彼女の顔は真っ赤で目が潤んでいた

ッツ!

なんて顔してるの?何で会ったばかりの僕にこんな顔…

勘違いするよ、危うくキスしてしまいそうな…


「橘!!」


ハッと思考が我に返る

保健室の入り口に国見が立ってる

「あ、国見?練習は?」

「今終わった、お前大丈夫か?」

「うわー、ごめん!月島くん練習終わっちゃたって」

あ、いつもの橘さんだ

「いや、僕が悪いのに何で君が謝るのさ」

「とにかく、お前は戻れよ。あとは俺がこいつについてるから」

は?なんかむかつくんですけど。こいつとか。

「いや、そっちこそ関係ないデショ。戻りなよ

橘さんが立てるようになったら連れてくし」

「は?関係なくないし。こいつウチのマネだから」


へー…コイツ橘さんのこと好きなんだ

へーなんかムカツク
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