第3章 chapter3
合宿に行ったら1人だけ女子のマネージャーがいた
何故か白鳥沢じゃなくて青城のマネージャーらしいけど
そんなことよりうちのチビがやらかしたことが衝撃すぎて
特に気にも留めなかった。
「タオルどうぞ」
真っ直ぐ見つめられてドキっとした
でも他のメンバーにも丁寧に対応している
そういう人なんだろう
日向と並んで少し背の高いその子
コートの中を見つめる真剣な眼差し テキパキ働く真面目な姿
なんとなく好感がもてるなぁなんて思ってた
たまに目が合うのは気のせいだろうか
いつの間にかその子…橘さんと言うらしいけど
と、日向が友達になってた
アイツのコミュニケーション能力ほんとどうかしてる
たまたまドリンクを片付けてる2人が視界に入ったけど
何だかとっても楽しそうで 普段の真剣な眼差しもいいけど
そんな風に眩しく笑うんだなぁとか思ってたら
だんだんイライラしてきた
そしたら手元が狂ってあろうことか橘さんに直撃
ほんとありえないデショ