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GIFT 【R18】

第1章 クリスマスの夜




響也はナナの隣に座ると
コンビニの袋からミネラルウォーターを取り出してひと口飲んだ


「……少しは…眠れた?」

『……ウン…』

「……そっか……」

『……』

「………あー……頭イテ…」

『……薬……無いの…?』

「………ぁ……バスルームの棚にあったかな…」


ナナは立ち上がりバスルームへ行くと
薬を手に戻ってきた


「…ありがとう…」


響也は薬を飲むと
ソファに横になった


「……あー…飲み過ぎた…」

『……』

「……?……どした?」

『……何も…………聞かないの…?』

「…………あぁ………オマエが話したいなら…聞くけど………何も言いたくないなら……別に…言わなくていーよ…」

『………私………ココに…居てもいいの?』

「………ココは俺ん家だし……俺がいいって言ってるんだから…いいんじゃね?」


響也の言葉にナナは俯いた

そして彼女は小さな声で言った


『……ありがとう……響也…』


涙を堪えているようなナナの横顔に
響也は明るく声を掛けた


「……後で……色々買い物行こうな………でも…その前にもうチョットだけ寝かせてくれ…」


ナナは響也の方に顔を向けると
微笑んで頷いた






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