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GIFT 【R18】

第5章 笑顔の裏側




その夜
am 3:00
響也は疲れた様子でマンションに帰って来た


熱いシャワーを浴び
部屋着に着替えると
リビングのソファでノートパソコンを開いた

仕事関係のデータを入力し終え
時計を見るとam 4:30を過ぎていた

響也はパソコンを閉じると
目頭を押さえながら寝室へ向かった


ベッドの上では
ナナが静かな寝息を立てていた

響也は隣に潜り込むと
ナナの寝顔を見つめた

ナナの側に肘をついて
顔を近づけていく

唇が触れ合う寸前
響也は動きを止めた


「………ハァ…」


響也は小さくため息をつくと
ナナの身体を包むように抱き締め
額に軽くキスした


『………ん…………響也……?……おかえりなさい……』

「……ただいま…ナナ………オヤスミ…」

『………ウン……………オヤスミ……』


ナナは柔らかく微笑むと
再び目を閉じた


響也はナナの呼吸の音を聞きながら
眠りに落ちていった



響也の寝息が聞こえ始めると
ナナは目を開けた

そして
身体を捩るように
響也に背中を向けた


『……』









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