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GIFT 【R18】

第5章 笑顔の裏側




「…雅…?」

「………俺……正直言ってアイツのコト狙ってます………ケイさん…付き合ってる訳じゃないらしーし……いいっスよね?」

「………あぁ……ナナがオマエを選ぶなら…俺は何にも言わねーよ………オマエといる時…アイツ楽しそうだし…」


雅は顔を上げて響也の方を向いた


「…ケイさん……ナナがホントに笑ってるって思ってます?」

「…………思ってねーよ………でも…それにはまだ時間が必要だろ…」

「……」

「……雅……これからもアイツの事頼むな…」


肩を叩こうとする響也の手を
雅は振り払った


「……余裕っスね…」

「………ま………アイツは…オマエを選ばないからな…」


2人は目を見合わせると
軽く微笑った


「……フッ……分かってますよそんな事。………でも俺……いつまでも負けてるつもりありませんから…」


雅は挑戦的な瞳で響也を見ると
次の瞬間
いつもの笑顔に戻った


「…じゃ…俺帰ります…」

「……あぁ……ありがとな…」


響也の目の前で
ドアがバタンと閉まった






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