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GIFT 【R18】

第5章 笑顔の裏側




ある日
マンションのベッドで目を覚ました響也がリビングへ行くと
雅がキッチンを片付けていた


「…あ、ケイさん♪おはよーございます」

「…んー…」

「ちょうど朝メシ出来上がりましたよ…コーヒーも入ってます」

「…サンキュ…」


響也が朝食を食べている間に
雅は他の部屋の掃除機がけをした


そして
全ての掃除を終えた雅が
玄関で帰り支度をしている時
響也は声を掛けた


「雅…最近ナナの所によく顔出してやってるんだってな……ありがとな…」


雅は手を止め
響也に背中を向けたまま言った


「…別に……好きでやってるんで…礼言われる事でも無いっスよ。………てか…ケイさん……アイツの保護者か何かなんスか…?」


どこか棘のある雅の言い方に
響也は軽く眉をひそめた





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