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GIFT 【R18】

第5章 笑顔の裏側




ナナが身支度を終えると
隆司に挨拶をして2人は外へ出た


「…さーて…ドコ行くか……ナナ…何か食べたい物ある?」

『…私…" FELLOWS " のチーズバーガーが食べたいな♪』

「…ぉ……ガッツリ系っすか?」

『ウン…もーお腹ペコペコ』

「いいね♪そーしよ」


そして2人は
歩いて " FELLOWS " に向かった


バーガーとドリンクを注文し
テーブル席に着く


他愛のない話をしていると
いい匂いが近づいてきた

大きなチーズバーガーにかぶりつくナナの幸せそうな顔を見て
雅はそっと微笑んだ



食事が終わり
店の外に出たナナは
心から満足したように言った


『あー…美味しかったー』

「…腹くるしー……けど…美味かったな…」

『…結局雅に奢ってもらっちゃって…なんかゴメンね…』

「いーんだよ…俺が誘ったんだし」

『…どうもありがとう…ご馳走さまでした』

「…ウン…」


マンションまでの道のりを並んで歩きながら
2人は今度はランチを一緒に食べに行こうと約束した


そして
マンションの下までナナを送ると
雅は「じゃーまたな」と言って笑顔で帰って行った



それから
ナナと雅の距離は更に縮まっていった

雅の仕事の都合上
夜に一緒に出掛ける事は中々難しかったけれど
出勤前に雅が " ROTTY " に顔を出したり
ナナの休憩時間に合わせてランチに出掛けたりした


年の近い2人は
側から見ると
まるで仲の良い親友同士のようだった






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