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GIFT 【R18】

第5章 笑顔の裏側




「……まぁ……気になるよな…」


雅はコーヒーの器具を準備し
湯を注ぎながら話を続けた


「………ホストの仕事は……人によってポリシーとかこだわりとか色々あるんだろーけど………俺が思うのは……まぁ…簡単に言うと…女の人相手に酒飲んだり会話したりして……その人に幸せな時間を感じてもらう仕事…かな。……………でも……オマエが聞きたいのはそんな事じゃないんだろ?」

『……』

「……相手の女性と身体の関係持ったり……そこまではいかなくても…際どい事したり……そーゆーのも全く無いとは言えない…」

『……』

「………でも……ほとんどの奴は仕事だってキッチリ割り切ってるよ。……だから…ちゃんと本命の彼女が居たり……結婚してるホストだって居るしさ………本命の相手の方も…愛されてるのは自分だけって分かってれば…不安になる事もない。………ようは考え方次第なんだ…」

『……』

「………ケイさんは…男の俺から見ても格好いーし……店でもトップクラスにモテるから…心配になる気持ちも分かるけど………プライベートな時間を一緒に過ごしてるのはナナだけなんだし……本命は自分なんだって考えて…割り切れないかな…?」

『……本命…?』

「…そーだよ。……だって…付き合ってんだろ?2人は」


ナナは俯いて首を横に振った


「……ぇ…」

『……響也は……私とは付き合ってないよ。…………私の事……女の人として見てないと思う…』

「……チョッット待って!……それじゃ…ナナは……あの人からどんな風に見られてると思うの?」

『……ゴミ置き場に捨てられて………傷だらけで…震えてたのを………可哀想だから…拾ってあげて………しばらくの間…一緒に住むことになった……ペット…』







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