• テキストサイズ

GIFT 【R18】

第5章 笑顔の裏側




部屋に戻ると
雅は湯を沸かし
パスタの準備を始めた


そして
20分後
雅の明るい声が響いた


「ナナちゃん♪もーすぐ出来るよ♪」


ナナがキッチンに行くと
雅がパスタを皿に盛り付けていた


「いまサラダの取り皿出すから……コレ…先にテーブルに運んでくれる?」


雅はそう言うと
カウンターの上にパスタの皿を2つ乗せた


『……ぇ…』

「……へへ……なんか俺も食いたくなった…」


雅につられて
ナナも笑顔になった



2人は
ダイニングテーブルで向かい合ってパスタを食べた


雅の話が楽しくて
ナナは何度もお腹を抱えて笑った


食事が終わると雅は
コーヒーを入れると言って席を立った


空いた皿をキッチンに運び
手早く洗った後
雅は湯を沸かし始めた



ナナは
キッチンのカウンターに肘を置くようにして寄りかかりながら
テキパキと動く雅の手先を見つめていた


グラインダーで豆を挽き終わった時
それまで黙っていたナナが口を開いた


『…雅?……雅のお仕事って…どんなお仕事なの?』

「…?……ホストの仕事って事?」

『……ウン…』

「……」

『……ぁ………変なこと聞いてゴメン…』

「ううん…別に謝んなくていーよ………フッ……やっぱ気にしてんだ…さっきの…」

『……』







/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp