• テキストサイズ

GIFT 【R18】

第4章 朝日




雅の人懐っこい明るい性格に
ナナはすぐに打ち解けた


雅はナナに掃除機がけを頼むと
自分は水回りの掃除を始めた

雅はとても手際が良く
ナナが掃除機をかけ終えた頃には
他の全ての掃除を済ませていた


『…すごい…こんなにキレイにしてくれてありがとう』

「ナナが手伝ってくれて助かったよ♪コッチこそありがとな」


雅は「じゃーまたな」と言って帰って行った



ドアが閉まると
周りはとたんに静寂に包まれた

ナナはトボトボとリビングへ向かった

時計を見ると
pm 1:00 を少し過ぎていた


『……』


ナナはソファに腰を下ろすと
小さく丸まるように
膝を抱えた








真夜中

帰宅した響也が寝室のドアを開けると

整えられたシーツの上で
身体を丸めて眠っているナナの姿があった



響也はベッドに近づくと
側に腰掛けた


響也のまくらを抱きしめるようにして
静かな寝息をたてているナナの寝顔は

昨日より
少しだけ安らかに見えて

響也はホッと息をついた








/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp