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GIFT 【R18】

第4章 朝日




雅は
質問の意味が分からないというような表情をした


「……ぇ…?」

『………ぁ……まだ…若いのに…こんな広いマンションに住んでて……乗ってる車も…すごく高級そうだし……さっきも…"ボスから呼び出し"…とか…話してたのが聞こえたので………何の仕事…してるのかな……って。………ぁ………でも……もし…言っちゃいけない仕事とかだったら……教えてくれなくて……全然…大丈夫です…』


雅は
呆気に取られたような顔でナナを見た


『…ゴメンなさい!やっぱりいいです!』

「……フッ…フフ……アハハ……アッハハハ……ヒー…腹イテェ…」


雅はお腹を抱えて笑った


「…あー……アンタ面白いね……もーお互いタメ口でいーよな…」

『…ぁ…ウン…』

「…ケイさんはホストだよ……一体何だと思ってたの…アハハ」

『…ホスト…』

「…全然知らないんだ?……ケイさん…業界では結構有名人なんだけどな…」

『……そう…なんだ…』


心から驚いているナナを見て
雅は微笑んだ


「……今日さ……ココに来た時…アンタが部屋にいて…………俺……ホントはスゲー驚いたんだ……………ケイさんが…自宅に女の人入れてんの初めて見たからさ…………しかも……一緒に住むとか言って………マジでビビった…」

『……』

「……でも…相手がアンタだったら…………何か……分かるよーな気がするワ…」


雅は
ナナの正面に立つと姿勢を正した


「…改めて……俺…ケイさんと同じ店でホストやってる後輩の雅。……ケイさんには…スゲー色々と面倒見てもらってて……そのお礼もあって…週に2回くらい…今日みたいに飯作ったり…掃除とかしに来てるんだ………アンタがココに住むなら…また会うだろうから……これからよろしくな…」

『……ぁ……私はナナ………こちらこそ…これからよろしくね』


2人は微笑み合うと
握手を交わした







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