第4章 朝日
響也が仕事に行った後も
雅は忙しそうに動き回っていた
『…あのー…』
「…ん?何スか?」
『…私にも…何かやらせてもらえませんか…』
「…え⁇……ぁ…あぁ……それじゃ…朝食の皿とか…洗ってもらえます?」
『…ぁ…』
「…?…」
『……あの……できれば…違う事の方がいいかもです…』
「…へ?」
ナナが
昨夜のキッチンでの惨事と響也からの注意事項を説明すると
雅は吹き出した
「……プププ……見たかったなー…そん時のケイさんの顔……想像しただけで…クスクス…」
『……ぁ…あの……"ケイさん"…て……響也の事……ですよね…?』
「…ハァ…」
『……あの………聞いてもいいですか?』
「…?…」
『……響也は……何をしている人なんですか?』