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GIFT 【R18】

第2章 shopping




「おー!…よく似合ってるよ……なぁ響也…」

「…あぁ……良いね…」


2人の反応を見て
ナナは嬉しそうに微笑んだ


「…マジでスゲーな……チョット…他のも着てみて…」


隆司は興奮して立ち上がると
いそいそとナナをフィッティングの方へ連れて戻った


着替える度に
隆司はナナを手放しで褒め
アレンジを加えたり
小物を加えたりと
色々なアドバイスをした


ナナが何着目かの着替えをしている時
隆司はカウンターの方へ戻ってきた


「…men'sモノあそこまで着こなせるなんて……アノ子…モデルでもやってたのか?」

「……昔の事は何も聞いてないんだ……これからどうしたいとか…話さなきゃな……ウチにずっと閉じ込めとく訳にもいかないし…」

「……そっか……そうだな…」


その時
ナナがフィッティングから出てきた


「…コレもすっげー良いな♪…色も似合ってる……コレで最後だっけ?」

『…ハイ』


隆司は
これまで試着した物を掛けておいたラックを見ながら言った


「……さっきのこのパンツとも合うし……上着はコッチが使える……ウン…いいと思う………帰りはどーする?…そのまま着て行く?」

『……ぇ…』

「…そうだな………ナナ……どう?」

『………ぁ………でも……』

「……?」


ナナは響也の側に行くと
小さい声で言った


『……私……お金…全然持ってないです…』

「…そんなの気にしなくていーよ…元々そのつもりで連れて来たんだし…」

『…でも…』

「……大丈夫だよナナちゃん……コイツ…まーまー金持ちだからさ…」

『……』

「……気に入ったのがあって良かったよ…」

『……ありがとう…』






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