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GIFT 【R18】

第2章 shopping




俊太がラックに掛けられていた服を次々に畳んで袋へ詰めていく

ナナは先程からとても嬉しそうに自分の姿を鏡に写していた


「…ウチの服、気に入ってくれた?」

『ハイ!とっても!』

「嬉しいな……ねぇ、ナナちゃん……ウチで働いてみる気、ない?……マンションからもそんなに遠くないし……俺の店なら、響也も安心出来るだろ…?」

『……ぇ…』

「……隆司…?」

「…………実は……俊太が…バンドの方が忙しくなったっつって…今月いっぱいで辞める事になっててさ……ナナちゃんみたいな子が手伝ってくれたら…俺も助かる。……どうかな…?」


響也と顔を見合わせたナナが、笑顔で言った


『ありがとうございます!よろしくお願いします!』

「…隆司…」

「…大丈夫だ…」

「…あぁ…ありがとな…」


隆司は響也に微笑んで頷いた


「ナナちゃん、これからよろしくな」



初出勤の日を2日後と決め
もう一度挨拶をしてから、2人は店を後にした







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