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GIFT 【R18】

第2章 shopping




隆司はナナを手招きすると
一緒に店内を回った


「…試してみたいのがあったら…ドンドン言って…」

『……ハイ………ぁ……コレ……がいい…』

「……ウン…後は?」

『……コレ……と…コレ…』

「…こーゆー感じが好きなのか……ウン…良いね……そしたら…コレもチョット着てみてよ……それとコレ…」

『…ぁ…ハイ…』

「じゃ…フィッティングこっちね…」


フィッティングのドアを閉めると
隆司はカウンターで俊太の入れたコーヒーを飲んでいる響也の向かいに座った


「…どうしたんだよアノ子……顔にアザとかあったけど…」

「…んー……ちょっと訳アリ…」

「…?…」

「…昨日…夜中に帰ったら……ウチのマンションの近くのゴミ捨て場の所で…段ボール箱に入れられててさ…」 

「…ぇ…」

「……雪ん中……身体中…傷だらけで……震えてた…」

「……ひでぇな……何だよそれ………警察には…?」


響也が首を横に振った時
フィッティングのドアが開いた


細身の黒いパンツにラバーソール
柔らかな素材のシャツをピンストライプのベストに合わせ
細いネクタイをしているナナを見て
隆司は微笑んだ






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