• テキストサイズ

マリージョアの風【ONE PIECE】

第3章 白と赤


プルルルルル…プルルルルル…


ガチャ


「こちらポアロ教会捜索班。先程、ターゲット2名を捉えました。…2人とも息はありませんが」

「死んでるってのかい」

「はい。我々が着いた頃にはすでに」

「誰がやった?」

「おそらく…ですが。現場にいた少年がやったものかと。我々がついた時には生き残っていたのは少年と赤子だけでして。放心状態なので一旦保護しようと思っていますが」

「ガキが1人でやったってのかい。懸賞金50万ベリーの海賊を」

「おそらく…状況的にはそうかと。とにかく、少年と赤子は保護します。あと…」

「まだなんかあるのかい」

「教会の者たちですが…生きているものはいませんでした」

「遅かったってことだね」

「すみません…」

「残りのもので教会の庭に墓を作ってやって。私はその少年とやらに話を聞くことにするよ。お前は船に戻ってきな」

「はっ」


ガチャリ




──やれやれ。
厄介な拾いものじゃなきゃいいけどね。


パール島沖に停泊していた海軍船の中で、女海兵はそっとため息を落とした。



第3章 『白と赤』 <END>

/ 716ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp