第2章 Hotel※
もつれ合うように部屋に入ると
リサはサトルのシャツのボタンを外し
胸元に唇を寄せた
サトルが首筋にキスすると
リサは言った
『……ね……シャワー浴びたい…』
「…ん……行っておいで…」
『…………一緒にキテ…』
リサはサトルの手を引いて
バスルームへ向かうと
シャワーのバルブを勢いよくひねった
温かな湯気に包まれ
服を脱ぐと
2人はシャワーに打たれながら
貪るようにキスを交わした
『……洗って…』
手のひらに乗せた泡で
サトルはリサの身体を洗っていく
首筋から
背中
腰
胸の先端に触れた時
リサの身体がピクンと跳ねた
指先で優しくなぞると
重ねた唇からくぐもった声が漏れた
リサは
サトルのモノに指を這わせると
耳元で言った
『……ココで…頂戴…』
「………良いよ…」
そう答えると
リサはもう一度サトルの首に腕を絡ませて
キスをせがんだ
サトルは
誘われるまま
リサの唇を塞いだ
溶け合うようなキスの途中で
リサは動きを止めた
そして
何かを振り切るように背中を向けると
高く腰を上げた