第30章 うた
すたすた
(うーん、聞いてみるのも悪いかな?···でも気になる)
「天音!」
☆☆☆
「最近シグマくんが変な歌を?」
「えぇ、魔界では全く聞いた事がなくて」
「どんな歌か分かるの?」
「確か···女々しくて!女々しくて!女々しくて!つらいよおおおおおおおお!ですね」
「は?」
「えっ?」
「あとは、水商売をやめてくれないか。とか」
「は?」
「ん?」
「どうしました?澁澤さん」
「···確か天音が歌っていたような」
·····◆
『死んだ、死んだ、死んだ。死んだ妻に似ている~♪』
「天音は色んな歌を知ってるね。この前つい屋敷で歌ってしまい主様が無表情で効果音出していたよ···。」
「!?フェージャもびっくりするんだ····。」
「真顔でも効果音が出るよ」
「真顔で···効果音」