第2章 ※恵風和暢 【不死川実弥】2 完
「あっ・・・あっ・・んーっ・・んっあ、あ、あっ・・・」
あやは体をピクンピクンと動かしながら腰が少しずつ反っていく。あやの反応を見ながら実弥が反応の良い所を見付けて指先を少し曲げて攻めるとあやの声が徐々に色を帯びていく。
「あっあっあっ・・・ん・・。んーーーっ」
大きく仰け反り、太腿が跳ねる。涙を浮かべた目で実弥を見ると、満足そうに片方の口の端を上げ、微笑む。
「あやサンの良い所はここかよ。指を締め付けて離さねェぜ。そそる反応だなァ。」
そっと指を抜き、あやの顔を見る。
あやも痙攣する体を落ち着けるように大きく息を吐きながら実弥を見る。目を合わせてちゅっちゅっと口づけをする。
「・・あやサン。涙出てんぞォ。どした?」
「実弥が優しいからかな?勝手に出てる。・・・」
実弥はあやの涙を拭きながら、少し困った顔で微笑んで覗き込む。
「・・・こっからは分かんねぇぞ。やめとくか?」
「・・また、イジワルになった。」
あやはフフッと笑い、実弥の背中に腕を回し、抱きしめる。
「・・実弥の肌とくっついてるの気持ちがいい。・・・このまま続きしたい。」
「あぁ、いいぜ。・・力抜け。」