第6章 戦支度※
首筋に舌を這わせながら、その手は下に下がって行く。
「、、濡れてる。乱暴にされるの、好き?」
『、っ』
耳元でそんな風に囁かれて、羞恥で頬が赤く染まる。
『ジェハっ、手、離してっ。』
涙が浮かぶ瞳で見つめながら訴えると、ジェハが傷付いたような表情をして手を離した。
「ごめんっ、僕、」
解放された手をそのままジェハの首に絡ませると、ジェハの身体がピクリと震えた。
『違うの。抱きつきたかっただけ。』
「、ディアっ、」
『手、止めないで。』
「、っ」
ジェハの手を自分で敏感な所に誘導すると、遠慮がちに指が押し込まれた。
『、っん、』