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空翔る龍に恋をして

第5章 千樹草の試し


『心配?』


ジェハ達が消えて行った方を難しい顔でジッと見つめる黒髪の彼に話しかける。


「ん?あ、あぁ。まぁな。」


『“ハク”って言ったっけ?あたしはディア。』


「海賊船に女も乗ってんだな。あの船長は別として。」


『あたしには、ここが家だから。』


「ふぅん。さっき、何でかかって来なかった?」


『え?』


「あんた、相当強ぇだろ?」


鋭い目であたしを見るハク。
腕試しの時か。


『まぁ、自信はあるけど、正直君達にかなうとは思わない。』


「あっそ。」


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