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空翔る龍に恋をして

第1章 出会い


「 きっとギガン船長はディアちゃんを危険な目に遭わせたくないんだよ。」


『分かってる!でも、あたしにはここが家で、船長は家族なの!側に居て守りたいって思うのは当たり前でしょ?』


泣きそうな表情でジェハを見るディア。
昨日の強気だった彼女とは大違いだ。


「そうだね。ディアちゃんの気持ちも分かるよ。だから、僕が守るよ。」


『え?』


ジェハの言葉にディアは不思議そうな表情をする。


「僕がディアちゃんを守るよ。君が無茶しないように。傷つかないように。」


優しく微笑むジェハに、ディアの頬が薄く染まる。
それを見られたくなくてディアは俯いた。



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