• テキストサイズ

不確かな idea 〖 呪術廻戦 〗

第7章 Femme fatale 【五条悟】後日譚


「まさかあんな五条先生を見る日が来るとはねー」

「あぁ。憂太は初めてだったのか?」

「うん。“真希さん”はあるんだよね?」

「また戻ってる。“真希”だ」

「ごめん、ついクセで」

「まぁ、いい。それより、見たぞ。出産の時にな」

ニヤリと笑う真希は少し僕の目を見る。

「やっぱり教えてくれないの?」

僕は繋いだ手を大きく振って誘ってみた。

「言えねー約束したしな」

「うーーーん、かなり気になる……」

困ったような声を出す僕に

「言いたいけど、言質取られてっからな」

「そうかー。ま、今度さんに聞いてみるかー」

「それなら、いいんじゃないか?」

「だよねー」


そう言って僕達は、手を繋いだままゆっくりと歩く。


こんなにゆっくりと、二人で歩くなんてほんと久しぶりだった。


渋谷事変に死滅回游それに……本当に色々あった。

だけど嬉しい事もあったんだ。

「普通、六眼は同時に一人しか現れないんだろ?」

「うん。天元様がそうおっしゃってたよ」

「今、三人いるじゃねーか。無茶苦茶だな」

そう言いながらも、楽しそうに笑う真希。

「まぁ、五条先生もさすがに双子が産まれて、その二人ともが六眼持ちとは思わなかったみたいだけどね」

「て、ことは あの夫婦が無茶苦茶なのか?」

「五条先生と夫婦になれるぐらいだから、さんも相当だよね?」

「確かにな」

「だけど……」



/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp