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不確かな idea 〖 呪術廻戦 〗

第6章 Femme fatale 【五条悟】後編


「大丈夫!悟さんの子供だよ」

額に大きな汗をかき、苦痛に歪めた表情なのに、笑顔で僕に声をかけてきた。

「あぁ……」

なんて情けない声を、あの二人に聞かれてしまったのは今でも後悔しかないんだけど、、、


それでもその言葉通り、は元気な赤ん坊を産んでくれた。


そして落ち着いてから、僕達は互いの無事を確かめあって人目も憚らずに抱き合った


ーーーーーーーーーー


それから一月後




「あれ?オムツって、これだっけ?」

「あ!違うの新しいヤツ!」

「あーこっちだね。オッケーオッケー」

「二人とも成長が速くて、すぐにサイズアウトしちゃうの」

「そっか、そっかぁー。いいよ、いいよ、パパ頑張って稼ぐからねぇー」



そう言って、子供たちに順番にキスをする。


一人はにそっくりな息子。眼は六眼だけどね。

そしてもう一人は、僕にそっくりな娘。彼女ももちろん六眼だ。



そうだ。あの日の約束を守ることが出来たんだ。

まぁ、まさか双子を妊娠するとは思わなかったんだけど。

やっぱりは、僕の予想なんて遥かに越えて、僕たちを愛してくれるようだ。


あの日、あの言質がなかったら……

ここに居ることもなかったかも知れない。

呪霊はなくならない。人間の生む負の感情は決してなくなることはないからだ。


だからこそ次の世代に繋いで行くことこそが、俺の一番の使命なんだ。


「もうすぐ二人が、来るんでしょ?早く、双子のオムツ替えてあげて!!!」

「了解っ!」


信頼できる仲間たちと、
愛する家族と共に、ね。






五条 悟 end
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