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陰陽の集い 《忍たま乱太郎》 ※移行中

第19章 襲撃




学園長がいると分かると、生徒達はみな学園長の前に集まった。
彼女も4年生達に並んで学園長の前に座る。


「お前達、此度の暗殺阻止の任務ご苦労であった。事が事であったためにやむを得ない殺生もあったかと思うが、その処理は先生方に任せよ。…そして由利若月。…いや由利和歌菜よ」

『はい…』

「ようやく、己の中にあった呪縛が解けたようじゃな。」

『…はい!』

「うむ、これにて任務完了じゃ!!!」


と、学園長が言うと生徒達は歓声を上げて彼女の周りに集まり彼女を抱きしめたり胴上げのようなことも始めた。
騒ぎを聞きつけたのか、下級生達も集まってきて彼女を囲んだ。


***


そして、姉達の遺体は裏裏山の奥の綺麗な花が咲き乱れている野原の外れに埋葬された。もちろんその中に壊した簪をすべて供養のため一緒にされた。


***


その後にはすぐに何も知らなかった1~3生達やその他の生徒にも、彼女の素性や女であることのすべてが伝えられた。

だが、1年から3年生達は彼女が何者であるかということは問題ではなかったようで、「先輩は先輩!!」と言い切りすでに何名かは和歌菜先輩と呼んでいるほどだった。



事件の終わった忍術学園に、再び平穏な日々が戻ってきたのだった。



・・・そして、彼女は



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