第18章 いざ、仮免許試験
仮免許試験当日。
B組にはブラド先生が付き添い、私は消太くんと一緒にA組の試験会場に来ていた。
「この試験に合格し仮免許を取得できれば
お前らタマゴは晴れてヒヨッコ
セミプロへと孵化できる。
頑張ってこい。」
消太くんから激励の言葉が贈られる。
「っしゃあ!!
なってやろうぜ、ヒヨッコによー!!」
「いつもの一発決めて行こうぜ!
Puls……
『ウルトラーーー!!!』」
突然、他校の生徒が円陣に加わってきた。
士傑高校の制服だ。
「夜嵐イナサ」
消太くんが名前を呟き、説明した。
「雄英の推薦入試をトップの成績で合格したにも関わらず、入学を辞退した男だ。」
「凄い子と同じ会場になったね…。
みんな、マークしておいて!!」
はい!とA組のみんなは気合い充分だ!