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partly cloudy 【ヒロアカ】

第2章 雨と雲





午前中に雨が降ったため、
地面がぬかるんでいた。

午後には止んだため、
傘がただの荷物と化している。

ローファーに泥がついたから拭かなくちゃなぁ〜。
と思いながら自宅の玄関の扉を開けた。



「にゃ〜」


パタン。
一度扉を閉める。
疲れているのか?幻覚が見えた?
混乱しながらももう一度扉を開ける。


「にゃ〜」



どうやら幻覚ではなさそう。
可愛い猫ちゃんが出迎えてくれた。








「捨て猫拾った!?」



捨て猫なんて本当にいるんだ。
漫画の中の話かと思ってたよ…



「雨に打たれててよ〜!ついな!」



「可愛い〜〜!!
でもどうするの?うちじゃ飼えないよ」



白雲家は父が猫アレルギーなのだ。
なのでこの可愛い子はリビングに上げることができず、玄関にいる。

夜は兄の部屋に連れて行くらしい。



「コイツ見つけた時さ、ショータの傘が置いてあったんだよ。だから気が付いたんだ。」



消太くん、猫ちゃん拾っても責任取れないから…とか考えて傘だけ置いて行ったんだろうなぁ。

それに比べてお兄ちゃんは後先考えないからなぁ。
捨てられてるの放っておけない性質だから、お兄ちゃんらしいって言えばらしいけど。


お兄ちゃんのそうゆう所はとても尊敬している。
もちろん消太くんの慎重な所も尊敬している。



お兄ちゃんと消太くんはとても良いコンビだと思う。
なんてったって、私の自慢の二人だから!


あ、もちろんひざしくんもね!!


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