第11章 備えろ、期末テスト
ついに演習試験。
それぞれステージに移動し
各対戦相手の先生から概要について説明をした後、生徒たちはスタート位置につく。
そして、10組一斉スタートだ。
これだけステージが離れていると
移動は大変なので、やはり私はリカバリーガールのお手伝いが適任だったようだ。
私の個性なら怪我人が出てもすぐ様移動してリカバリーガールの元へ運べる。
さすが消太くん。合理的。
でもやっぱり生徒たちと戦ってみたかったような気もする。
リカバリーガールとモニター前で待機。
そしてそれぞれの用意ができたようなので、マイクを使って合図を送る。
『それでは、皆さん。
位置についたようなので……
雄英高校一年A組
期末演習テストを行います!
我らがリカバリーガールと
安心安定の運搬護送係
クラウディアが控えてますので!
目一杯頑張ってくださーい!!』
「試験教官を外されたの根に持っとるね。」
隣でリカバリーガールが呆れている。
『それではーーーー
レディーー……ゴーーーーー!!』