• テキストサイズ

partly cloudy 【ヒロアカ】

第8章 励め青春







リカバリーガールに
轟くんと爆豪くんを預け、
廊下とフラフラと歩く。




『業務連絡。
クラウディア、至急実況席まで来い。以上だ。』




消太くんの声で放送がかかった。
何だろう。
傷が痛むから運べってことかな。

あと一回くらいなら行けるかな……
その後倒れるかもだけど…




フラフラと実況席に向かう。
幸いリカバリーガールの出張保健室から実況席は近い。


コンコン。

「クラウディアです。入ります。」


念のためノックをして入室する。





「馬鹿やろう。無理しすぎだ。」



消太くんが包帯グルグルのまま
仁王立ちしている。



「……バレてた?」



「昼休みも俺に構ってたから
ゆっくり休んでない上に
午後から働きっぱなしだろうが。
どう考えても合理的じゃない。」



ほら。と栄養ゼリーを渡される。



「それ飲んでちょっと寝とけ。
どうせ婆さんの所は遠慮して行かないんだろ?
今、山田が食い物探しに行ってるから。」



「……ありがとう。」



床に寝ても身体が痛くないように
寝袋を敷いてくれた。
消太くんの匂いがして安心する。
……なんてちょっと変態チックかな。



栄養ゼリーを有難くいただき
横にならせてもらう。



「消太くん。
今年の一年生。凄いや。」



「……まだまだこれからだ。
鍛えなきゃ行けないやつばっかだよ。」



「Puls ultra だね。」



タイミングよく外から
観客全員の「Puls ultra〜!」
とゆう叫び声と
その叫びを上回る大きな声で
「お疲れ様でしたぁ〜!!」
とオールマイトの声が聞こえた。

あとブーイングも。




「ふふっ。
雄英きて良かったなぁ。」



気の抜けた笑いを消太くんに向けると
消太くんがボソッと呟いた。




「それは良かった。」




/ 446ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp