第1章 💙💛 塩キャラメル
晴れてカップルになった俺とかずは一緒に学校に行くようになった。
もともとかずに会いたくて早く登校してたんだし、
かずと一緒に朝早くの通学路を歩くなんて幸せすぎる。
何よりかずはツンデレ。
みんながいる前では、笑顔も見せてくれないし、顔さえこっちに向けてくれない。他の人に対してもそんな態度。
なのに、二人だけの時は可愛い笑顔で俺の目を見て話してくれる。
俺しか知らないかずだから、特別。
朝の通学路はそんなかずが見られる貴重な時間なんだ。
もうすぐ夏休みに入るっていう時期にかずが突然切り出す。
かず「7月の終わりなんだけどさ、母ちゃんが一人暮らししてる姉貴の家に泊まりに行くんだって。親父は単身赴任で家いないし…寂しいから泊まりに来てよ、」
えー!!!この展開ってさ、もうさ!!
まさかかずの方から誘われるなんて思ってなかったし、
思わず返答に時間がかかる。
誘われた気でいるだけかもしれないけど…
だってそんなに寂しいなら、母ちゃんに着いていけばいいじゃん。
俺との時間を過ごしたいってほんの少しだけでいいから
思っててくれてたらいいなぁ。
かず「ほんとに泊まるだけでいいから!いいでしょ?、」
「ああ、うん、逆にいいのって感じだけど…」
照れ隠しなのか、半強制的に泊まることにされた。
ここだけの話、脳内は下心で満タンだった。
かずといっぱいイチャイチャできるかも!!って。
付き合った直後のキスからもう何もない。
2週間経つのに。
でも体だけが欲しいって勘違いされたくないんだよな。
この2週間我慢してきた。
かずが暑がってワイシャツのボタン外して襟緩める時とか、
それこそプールで着替えてるかずとか、
俺はもうアソコを抑えるのに必死!!!
やっぱり好きだから、それなりに勃つ。
エッチも調べたりしてた、いつかのために。
でも、どう考えてもかずが下だよね…?
かずの方が負担かかるし、痛くてしんどいに決まってる。
そう簡単に誘ってくれるわけないかぁと思い直して。
もしエッチできなくても、
キスだけで我慢できる心づもりでいよう。と変な決意をする。
まさか、あんな激しいことになるなんて思ってもなかったけど!笑