• テキストサイズ

白を厭い、白に憧がる【ONE PIECE】

第6章 白銀【2】


「…行ったね。」



拍鉛病に、オペオペの実、そして、D…




時代はきっと動き始める。









ウチに帰ると、3日は帰るなと伝えた弟子が扉の前に待っていた。
今日がちょうど三日目だ。








「ドクトリーヌ!なんだよ急に、帰って来るなって!」

「悪いね、チョッパー。ちと面倒な客が居たんだ。」

「…ドクトリーヌ?」







トナカイを部屋の中へ入れ、温かいココアを淹れてやる。
それを持たせて向いに座らせ、目を合わせた。








「…チョッパー、お前は万能薬になると言ったね。
それなら、アタシの元で学ぶだけでは無理がある。」







さぁ、昔話をしよう。

アタシが唯一治療法が全くわからなかった病の話を。

アタシが見捨てた国の話を。

















1番の人の病は心に巣食う。

それを治せなきゃ、お前は万能薬にはなれない。













いつか、お前はあのヤブ医者の言葉通り、海へ出るんだろう。







どんな形でその時を迎えるかは知らないが、もし、海の上であの小僧どもに会えたなら、アタシ以上の腕で、あのふたりを助けてみせな。















拍鉛病はあの小僧が治すだろう。


お前はあの2人の、拍鉛病という心の病みを治してみせな。






















医者を恐れ、人を恐れる小娘と、、、拍鉛に囚われ続ける小僧の病みを、ね。
/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp