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【沖矢昴・安室透夢】 Madeira〜琥珀色の姫君〜

第7章 パフォーマンス





沖矢の時にそよ香の前では

しっかりと目を開いたことはないんだが…

と赤井は少し不思議そうな顔をする。



「コナン君と昴さん、時々意味ありげに

アイコンタクト取ってる時があるんですけど、

その時の昴さんの目も、

綺麗なオリーブグリーンですよ」


「君は…本当に昴をよく見ているな…」


「えっ!?いや、ちが…違いますっ!」



否定しようとして、声が上擦ってしまった。

これでは認めているようなものだ。



「フッ…そう言う事にしておこう…

シャワーを浴びに来たんじゃないのか?

上がったら毛利探偵事務所まで送っていくぞ」


「あっそうでした…」



ごく自然に気を遣うヒデカズは

やっぱり昴と似ている…と思うそよ香だった。












「ほら、着いたぞ」

「ありがとうございます。先生の事務所よくご存じでしたね」

「俺もこの辺に住んでいるからな」

「そうなんですか?じゃぁ、また会えますね」

「ほぅ、俺とまた会ってくれるのか?そよ香」


ニコニコと笑うそよ香は返事をしないまま

車を降りる。



「じゃ、ヒデカズさん。おやすみなさい」

「あぁ、おやすみ」



毛利探偵事務所に入るそよ香を見届けてから

赤井は車を発進させた。




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