• テキストサイズ

イケメン戦国/お殿様!って言わないで

第44章 一日千秋(いちじつせんしゅう)


ひなは腰が折れそうな程に深々とお辞儀をした。

『うん、お腹空いちゃった!早く行こっ!』

そして、右手で三成、左手で慶次の手を握ると走り出した。


『おわっ!』

『わゎゎ!』

突然引っ張られて前につんのめりそうになる二人の顔も、

『こら!廊下は走るなって言ってるだろ。』

そう言って叱る秀吉の顔も、もちろん、ひなの顔も…。

空に顔を出し始めた星のように、キラキラと煌めいているのだった。


*一日千秋~非常に待ち遠しいことのたとえ。一日が千年にも長く思われる意から。
/ 361ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp