• テキストサイズ

イケメン戦国/お殿様!って言わないで

第36章 狂乱怒涛(きょうらんどとう)


『待て待て。俺達が殺りあってどうするよ。敵は安土にあり、だろ?』

楽しそうに言いながら、再びキセルに新しい煙草を詰める。

火をつけて一口吸うと顕如に一歩近付き、フーッと その顔に煙を吹き掛ける。

『ま、焦りなさんなって。信長を片付けたら、あんたも潰してやるよ。』

そう言い捨てて、元就達は その場を後にした。




『安らかな来世への道を阻むと言うのなら…私も黙ってはおらん。行くぞ。』

顕如は黒装束の一団を連れて雑踏の中に消えた。
/ 361ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp