• テキストサイズ

【忍たま】男性恐怖症なくのたまと【R18】

第2章 鉢屋三郎


鉢「……」

『……っ、』

鉢「やはり体が痛いんだろ。このままでは日が暮れてしまうぞ」

『す、すみませっ……』

鉢「謝らなくていい。私にも責任がある…乗れ、こちらのほうが早い」

『えっ…』

しゃがんで背中を差し出す鉢屋先輩…の、乗っていいのだろうか…

鉢「早くしろ。日の出ているうちに帰らねば熊や猪たちに襲われてしまうぞ」

『は、はい…失礼します……』

鉢「…のったか?」

『のりました…(細いと思ってたけど意外とがっしりしてる…?)』

鉢「急いで駆け下りる。しっかりつかまっておけ」

『はっ、はい…!ぅわっ』

ダッと山道を颯爽と走り抜けて行く鉢屋先輩…すごいなぁ…私もいるのに……

鉢「平気か?」

『大丈夫、です……』

鉢「そうか…まぁ、もうすぐ裏々山の辺りが見えてくるはずだ。無理はするなよ、辛かったらきちんと言え」

『は、い…ありがとう、ございます…』

男性は怖いとばかり思っていたけれど、存外そうでもないかもしれない…
/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp