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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第4章 すれ違い



~夢主side~


杏寿郎への気持ちへ気付いてから数日


今日も仕事の為にお店に足を向けていた




すると前に不死川さんの姿を見つけた。


「お、おはようございます不死川さん!」

そう声をかけて覗き込むと、大事そうに小さめのゲージを抱えていた。

「…なんだァ、お前か。」

「これは…?」


なんだろうと、覗き込むとその中にいたのは…

「にゃぁ…」

弱々しく可愛い声で鳴く子猫が。


「不死川さん、この子拾ったって言ってた…」

「…おー、そうなんだけどよォ…昨日から全然元気なくてなァ…」


いつもなら「うるせェ!」って言い返して来そうなのに、今日はその勢いもない。
心配そうに子猫を見つめる不死川さん。


「…これから病院に?」

「あァ…宇随たちには悪ィけど、休ませてもらった。じゃぁなァ。」


そう言い足早に去っていってしまった。



「(早く元気になるといいな…)」

子猫ちゃんが早く元気になるようにと願いながら、駅へ向かった。




お店に着くと、何やらみんなが集まって話をしている。


「あら、陽奈子さん!おはようございます。」

しのぶちゃんがニコニコと挨拶をしてくれる。

「陽奈子ちゃん!おはよー♡ちょうどいいところに来たね!とってもいいお知らせだよ!」

ウィンクをしてくる蜜璃ちゃんが、何やら紙をもって「おいでおいで」と手招きしている。


「なんですか?…これは…設計図?」

「そうです。これ、何の設計図かわかりますか?」

しのぶちゃんにそう言われ、その設計図をよーく見てみる。


「………!!」

飲食店のような設計図にハッとし、しのぶちゃんを見ると

「そうです。フラム2号店の誕生です!」

そうしのぶちゃんが言うとみんなが歓喜の拍手をする。


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