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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第2章 好きの違い



~煉獄side~

初めてあった時は幼いとしか思えなかったが、だんだんと妹のように思えた。
危なっかしいし、コロコロと表情を変えて面白い。
笑った顔を見れば、こっちも連れて笑顔になってしまう。ちょっと天然なところも、落ち込みやすいところも、妹のように守ってやりたいと思い始めていた…
そう、あの瞬間までは…

でも今はその気持ちが何だったのか、理解出来る。

初めて一人の女性を愛し、守り、大切にしたいと
そう心から想える人に出逢えたのだ。
今まで気付かなかった自分に不甲斐なさを感じる。


今までのことを振り返りながら、宇随に相談する。

「それで、明日はどうすればいいのだ!?俺の家に陽奈子が来るのだろう!?部屋は綺麗に掃除をして、整理整頓をしておくべきだろうか…?」

「いや、お前の部屋はめちゃくちゃ綺麗だから、あれ以上綺麗にする必要はねーよ。どーすっかなー?お前のところに何も連絡はねーのかよ?」

言われて思い出す

「そういえば、メールが来ていたな…」

来ていたメールを開きチェックをする

『今日は差し入れありがと!なんか具合悪そうだったけど、大丈夫?』

優しいな、陽奈子は…
そんなところも好きだ!

「…おい、スマホ見ながらニヤニヤすんな気持ち悪ぃー。」

「っ!す、すまん。嬉しくて、つい…」

俺のことを気遣ってくれたのが嬉しくて、つい頬が緩んでしまう。

「特に俺の家に来ることは言ってないが…」

「てことは、サプライズで来るつもりかもな!あいつのことだし、あり得るな!」

さ、サプライズ…ちゃんとリアクション出来るだろうか…

「宇随…俺には無理だ!来ることを知ってしまってはきちんとしたリアクションが出来ん!!」

「そこはしろよ!お前がここにいること黙って電話してたんだからよ。」



結局、明日は宇随も俺の家にいてくれることになった。
心強い!が、どんな顔をして出迎えればいいのやら…陽奈子の顔を直視できん気がする。

あぁ、考えただけで心臓がドキドキとうるさい。

宇随は「あいつ鈍そうだから、お前のことはバレないだろ」と、言っていたが…

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