第20章 しんあい *
「ふあっっ!…んんっ、んーっ!」
その刺激に耐えるように口を覆って声が漏れないようにしている。
隣の部屋では子供達が眠っている。
そう思うからなのか、必死に声を抑えている。
だが、その姿が今の俺には十分すぎるくらいに欲を掻き立ててくれる。
「我慢するのもいいが…どこまで耐えられる、陽奈子?」
「ふっ、んんっ…だって、ぁっ…起こしちゃ…ああっ!!」
下着越しに指先で"密口"をなぞると抑えていたはずの声が盛大に漏らしてしまう。
慌ててまた口を塞いで、必死に声を押し殺す。
俺としては、その可愛らしい声を堪能したいが…
くちゅっ
下着のなかに手を這わせて、指先で"密口"をなぞれば厭らしい水音が聞こえてくる。
そのまま指を推し進めると、どんどん熱くてトロトロした陽奈子の"蜜"が溢れてきた。
くちゅっ、ぐちゅっくちゅっ
指を推し進めて第一関節あたりで折り曲げる。そこを執拗にぐいぐい押し上げると抑えられなくなってしまった矯声が大きく漏れた。
「ひっ、あぁぁっ!!や、きょ…じゅろっ、そこばっか…りぃっ、…あっ…あぁぁっ!!」
ビクビクと身体を仰け反らせ、久しぶりの絶頂を迎えた陽奈子は既にぐったりとしていた。
「はっ、はぁっ…はぁ、も、起きちゃうよぉ…」
「ならば、起こさないように君が抑えていれば問題ないと思うが?俺としてはその可愛らしい声をもっと堪能したいところだがな?」
ソファに組み敷くとズボンと下着を脱がせ、足を大きく開かせる。すると恥ずかしがり、膝を閉じようとしてくる。
「やだ…恥ずかしい…から」
「もう何度も見ているのに、今更恥ずかしがることはないだろう?」
「やっ、だって久しぶりだから…恥ずかしくてっ…」
その恥じらう姿に激しく欲情してしまう。
ズボンと下着を下ろすと、既にはち切れそうな"雄"の先端からつぅっと糸を引いている。
陽奈子のトロトロになった"密口"に"雄"の先端をくちゅりと擦り付けると、また身体を捩らせる。
「あっ…ね、お願い…あんまり激しくしないで?」
「それは声が抑えられないと。そう言いたいんだろう?」
そう聞くと両手で顔を覆いながら、指の隙間からチラリとこちらを見ながら口を開く。