第19章 誓いと常夏の島 *
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「ふぁっ…ん、きょじゅろっ…ま、…て」
「散々お預けを食らって、今さら待てる訳がないだろう…今すぐ陽奈子が欲しい」
窓ガラスに身体を押し付けて、再び唇を奪う。服の隙間からスルリと手を入れて、下着の金具を外す。
「待ってっ…こん、な所で…ぁっ」
「待てない」
服を撒くし上げ、やわやわと柔らかい膨らみを堪能しながら先端の"突起"を舌で転がす。
「やぁっ!ほ、んとにダメっ…あぁっ!」
「そんな顔をして、駄目だと言っても説得力ないが?」
「そ、んなっ…ひゃあっ!」
スカートに手を滑り込ませ、下着の上から擦ると更に甘い声が上がる。そこはもう染みが出来ていて、駄目と口では言っている陽奈子も、本当はこんなことを密かに考えていたのではないかと思ってしまう。
「もう湿っているが…君もこうしたいと思っていたのか?」
「んぁっ…あっ…ぅ、ん…そう、だよ?」
思ってもない言葉に手が止まってしまう。
何時もなら「違う」と恥じらって否定するはずなのに、今日に限ってかなり素直な反応だ。
「そ、そうなのかっ?」
「だ、だって…しばらくしてなかった、し…私だって本当はずっとこうしたかったんだよ?でも、ここじゃ」
理性をどこまでも崩させるその言葉に、一気に身体が熱くなる。夢中でキスをしながら、下着を下ろすと"密口"に指を這わす。
くちゅっと水音を立てて、"なか"に指を推し進めると蕩けてしまいそうな陽奈子の"密"が指を伝う。
「や、あぁっ!ちょ、と待って、ここじゃっあぁんっ」
がくがくと膝を震わせて、立っているのがやっとの陽奈子は必死に首に腕を回して嬌声をあげる。
ぐちゅ、くちゅっくちゅっ
久しぶりなのか、既に達してしまいそうな陽奈子の艶かしい表情に堪らなく興奮してしまう。
絶頂を迎える寸前で指を引き抜くと、側に置いてある荷物の中から避妊具を取り出す。それを開けようとした時だった。
「つけ、るの…?」
「…っ、」
お互い子供は欲しいと話はしていた。だが、すぐにと言うわけではなく、ゆくゆくはという話だった。だから式の後も何度か避妊はきちんとしていたが…