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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第2章 好きの違い



「じゃぁな!楽しかったぜ!またなー」

タクシーが来たので、宇随さんと不死川さんは帰っていった。

「それでは私たちも帰りましょうか」

そう言ってしのぶちゃんたちと一緒に帰る

「煉獄さんはお家、この辺ですよね?」

「うむ!だが、夜に女の子達を歩かせては危険だ!駅まで送ろう!」

と杏寿郎が言うと、しのぶちゃんが…

「それでしたら、陽奈子さんを送っていって下さい。私たちはバスで帰りますので!」

「…え?電車の方が近くないかしら?」

蜜璃ちゃんがそう言うとしのぶちゃんは目配せをする

「…!あ、そ、そうなのよね~!私たちバスで帰らなきゃいけないのよー、じゃ待たねー!」

そう慌てて言うと二人は歩いて行ってしまった。
…なぜ?何か忘れ物とか…?


「…」
「…」

二人っきりなり、気まずい沈黙。

「…ごほんっ、そ、そう言えば、陽奈子はお店が終わったあと残って練習をしていると聞いたが…」

沈黙を破ったのは杏寿郎だった。

「あ、う、うん。早く戦力になりたくて…もちろん、自分の為でもあるし、好きだからさ」

歩きながら、話を続ける

「努力するのはいいことだ!君の努力は決して無駄にはならないだろう、胡蝶達もとても頼りになると言っていた。」

それを聞いてとても嬉しくなる。
でも杏寿郎に褒められるともっと嬉しい気持ちになる。
これはなんで?お兄ちゃんみたいな感じだからかな?
私を妹みたいに扱うし…

「頼りになるって言われると嬉しいな。なんか認められたって感じするもん!」

「うむ、よかったな!」

そう言ってまた頭をポンポンする

「ねぇ、杏寿郎は私を妹みたいって思うの?」

「む?そうだな…俺には年の離れた弟がいるんだが、雰囲気が少し似ているとは思うな」

「だから頭ポンポンってするの?」

前から気になっていたことを聞いてみる。

「…そうだな、ついそうしてしまうな。嫌だったか?」

少し眉を下げてそう聞かれてはなんだか嫌とも言えない。別に嫌なわけじゃないが、なんとなく子供扱いされるのがさみしい気持ちがしたのだ。

「ううん。嫌じゃないよ?だけど、子供扱いされてるのかなーって。歳一個しか違わないのに少し距離?っていうのかな?なんか寂しいなって…」

「寂しい?うーむ、女の子の考えてることはよくわからんな…」

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