• テキストサイズ

し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第17章 海と夏祭り *




その水着は淡いピンクと水色のグラデーションになっていて、きめ細かい色白の肌によく似合う。
それだけなのに、つい身体がカッと熱くなる。

夏の熱さのせいだろうか…
いや、これは紛れもない、陽奈子のせいだ。


「きょ、…きょじゅろ…も、恥ずかしいからっ」

「君が見せたいと言ったんだろう?よく似合っている、可愛い…今すぐ抱きたいくらいだ」

「そっ、それはダメ!!こんな所じゃダメだよ…」

「それはここでなければ、いいと言うことだな?好きなだけ、その姿を見せてくれる…そう受け取るが、いいのか?」


そう耳元で囁くと、顔から湯煙が出そうな程、耳まで真っ赤になる。
その姿が愛おしくて、可愛くて堪らない。


再び唇を奪い、頬、耳、首筋へとキスを落としていく。


「んっ…ぁ…きょ、…じゅろ…」

「はぁ…陽奈子…」


あちこちキスを落としながら、スルリと肩からラッシュガードを下ろす。すると白い綺麗な肌が更に露になった。
その肌に吸い寄せられるように、カプッとかぶり付いて赤い痕を散りばめていく。


「ん、やっ…そんなとこ付けたら…見えちゃ、う…」

「あぁ、そうだったな。これでは見られてしまうな?困ったものだ…」


わざとらしくそんな事を言ってみるが、本心ではこれを着ていて欲しいと思うから…誰にもこの素肌を見せたくない、見ていいのは俺だけ、と。またそんな独占欲が出てきてしまう。
そう思ってしまうから、どうしても痕を付けたくなる。


「も…杏寿郎…流石に、これ以上付けたら…ぁ、ダメだって…」


駄目だと何度も言いながらも、時々小さく嬌声を漏らしながら全く拒む気配はない。だからと言ってこれ以上は流石に…何とか落ち着かなくては…。
自分からしたことだが、これ以上は耐え難いものがある。


名残を惜しむようにジッパーを上げようと手を掛ける。
すると急に後ろから声がして、2人ともビクリッと身体が跳ねた。


/ 352ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp