第16章 約束の花と罰ゲーム *
これは、なんだろうか。
いつもよりサラサラとしていて"うるみ"とは、また違ったもののようだ。
もしや、これが…
「大丈夫か陽奈子?すまない、少しやり過ぎてしまったようだ…」
ぐったりとして、肩で息をすると言うより、身体全身で息をしている感じだった。
だが、それと同時にいつもより深く感じてくれていることに、嬉しくも感じる。
「はぁはぁ、…んっ、はぁ、はぁ…よく、わかんない、けど…気持ち、いい…」
「また、そんな嬉しい事を言ってくれる…陽奈子、すまないが俺もそろそろ限界だ。いいだろうか…?」
そう聞くと、小さくコクリと頷く。
ポケットに入れて置いた避妊具を取り出して一旦台の上に置くと、陽奈子がそれを見て少し驚いていた。
「杏寿郎…もしかして、初めからここでするつもりだったの…?」
「そうだが?この間、宇髄から良いことを聞いてな。今日はそれを試したくなった…嫌だったか?」
そう聞くと俯きながらフルフルと首を横に振る。
それは陽奈子もこの状況に興奮していると言うことだろう…
カチャカチャとベルトを外して、ズボンと下着を降ろすといつも以上に反り起った"雄"が顔を出す。
自分でも、物凄く興奮していることが分かる…
避妊具を取り付けると、先端を陽奈子の"密口"にグリグリと擦りつける。
「ぁ…杏、寿郎…焦らさ、ないでっ…」
「君はまたそう言うことを…本当に俺を煽るのが上手くなったものだ…なっ!!」
「ひゃぁんっ!…あっ、そんな…いきなりっ…あぁっ」
尻を荒々しく掴み、一気に突いてやれば仰け反りながら可愛い嬌声を上げる。
突く度に肩からエプロンの紐がずり落ち、なんとも妖艶な姿だ。
「きょじゅろっ…なんか…いつも、より…あぁっ、大きっ…い」
「っ…はっ、そう、だろうなっ…俺は、君のこの姿に、とても興奮している…からなっ!」
いつもより高揚して膨張した"雄"のせいなのか、陽奈子の"なか"がとても狭く感じる。
その締め付けになかなか耐え難い…
両肘を付いて、何とか耐えようとしている陽奈子が愛おしくて堪らない。
が、同時に陽奈子の身体が心配になる。