第16章 約束の花と罰ゲーム *
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暫くして、陽奈子がドアの隙間から顔出す。
「む、無理!!無理だよ、だってこれ恥ずかしすぎる…明るいし…電気消して」
「それでは君の姿が眺めることが出来なくて、意味がないだろう?…ほら、こっちにおいで」
そう手招きしても、来る素振りを見せない。
立ち上がって陽奈子の側に寄ると、既に露出している肩や太腿に目が行ってしまう…
片手を引いてやると…その姿が露になった。
前から見る、その厭らしい姿に胸が高鳴る。
「後ろを向いてくれるか…もっと、よく見たい」
「うぅ…もう恥ずかしくてどうにかなっちゃう…」
両肩に手を置いて、後ろを向かせるようにすると恥ずかしがりながら、ゆっくりと後ろを向く…
が、何故か下着は着たままだ。
「陽奈子…俺は裸で着て欲しいと言ったつもりだったが?」
「やっ…だ、だって、その…擦れる…から」
「擦れる?ここの、ことか…?」
後ろからエプロンの隙間に手を滑り込ませ、下着越しに突起の辺りを指先で擦ってみる。
「ぁっ…杏寿郎、変なことしないって…あ、やぁ!」
「変なこととはなんだ?俺は君を愛でることしか頭にないが…」
首筋を甘噛みしながら、下着をずらして直に触れる。
そこは既に反応しているのか、ぷっくりと硬く尖らせていた。
指先でその"突起"をくるくると円を描くよう刺激してやれば、甘い声が漏れる。
「んぁっ…やんっ…きょ、じゅろぉ…ダメ…」
「駄目と言う割には、これはどう言うことだ?こんなに硬く尖らせて…本当はこうされるのを期待していたのではないのか?」
耳元でそう囁き、ぷっくりした"突起"を爪でピンッと弾いてやる。
「やあんっ!…っ、そんなこと…」
「そんなことないと、言えるのか?下はもう湿ってきているが…」
太腿を撫でながら、下着に触れるとそこはじんわりと湿っている。余程この格好に興奮しているのか…
そこを指先で押し潰すように上下に刺激してやれば、陽奈子の身体はビクビクと震える。
「あぁっ!!やっ、だ、だめ!…ホン、トに…それ以上はっ…」
布越しに硬くなりつつあるそこを執拗に押し付ければ、身体が弓のようにしなり、絶頂を迎えそうだった。
だが、今日は簡単にはイカせてやるつもりはない…