• テキストサイズ

し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第12章 緊張と白銀




「知り合いいるから優待券貰ってくるね」


そう言って燈志くんがいなくなると、急に陽奈子と郁茉少年がソワソワし出す。


「うわ~!早く滑りたいね!!」

「姉ちゃんと滑るのなんてすごい久しぶりじゃん!早く行きたい!!ハーフパイプ行く?!」

「みんな初めてなんだから、今日はパイプ、ダメでしょ!」


知らない用語が出て、今の2人の興奮状態を察するに思うことがある。


「陽奈子はスノーボード、出来るのか?」

「少し…なら?」


こっちが聞いているのに、逆に返されるというおかしな展開になったが、どうやらそれなりに滑れるらしい。


燈志くんが戻ってくると皆でレンタルショップで必要なものを揃える。その際も陽奈子が「板の長さはこのくらいが丁度いいよ!」など、たくさんアドバイスしてくれた。やはり、かなりの腕前らしいな…



再びゲレンデへ戻ると、遠くから聞きなれた声…いや、離れていても目立つ髪色を揺らして走ってくる女の子…


「お~い!陽奈子ちゃ~ん♡きったよ~♡」

「蜜璃ちゃん!あ、しのぶちゃんに…皆さん、ようこそー!!」

「陽奈子…この状況は一体?」


思考が全く追い付いていかない。聞けば、甘露寺達もスキー場に行ってみたくてそれを陽奈子が誘ったところが始まりだったらしいが…
宇髄達も多い方が盛り上がるだろ!と承諾してくれたらしい。俺は一言も聞いてないが…、陽奈子曰くサプライズらしい。

ウェアを着て、準備万端の面子。
甘露寺、胡蝶、小芭内、時透、冨岡……

その他に現在のメンバーだ。


「人数が多いのでは…?(サプライズで、なぜ冨岡までいるんだ…)」

「人数多い方が楽しいでしょ?それに、私の地元を知ってほしかったしね!義勇さんは久しぶりにこっちに来てみたかったんだって」

「(冨岡がこっちに…?本当にそうなのか…?)そ、そうだな!皆で楽しいことは共有しないとな!」


それから皆でスノーボードを教えて貰うこととなったのだが…目の前で言い争ってる2人をどうするべきか…

/ 352ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp