第10章 つどい
「なるほどね…なんか楽しそうだね。いいな~…」
「何言ってんの!今日は陽奈子と玲愛を仲良くさせる為に連れて来たんだけど?それで、次はいつ休みなの?」
「私ね、陽奈子ちゃんといっぱいお話してみたくて♡次のお休み、一緒にクリスマスパーティーしない?もちろん、女の子だけで♡」
"仲良くさせる為に連れて来た"と少し強引な綾ちゃん。ちょっと強引なところがたまに男の子のように感じる…それとは正反対に首を傾げてにっこりと微笑む玲愛ちゃん。まさに女神だ。改めてとても可愛いと思う。不死川さん、あんなに幸せそうな顔してたもんな。こんなに可愛い笑顔されたらきゅんとしちゃうよね…
「あら、そのお話とても楽しそうですね?」
「あ、この間はお邪魔しました!今日もお邪魔してますけど…今度クリスマスパーティーをしようと思ってるんです!よかったら来ませんか?人数多い方が楽しいし。ね、玲愛?」
「うん♡初めましてですけど、私はぜ~んぜん気にしないよ!仲良くしましょ♡」
その後、しのぶちゃんも蜜璃ちゃんも本当に初対面だよね?と疑いたくなる程2人と仲良くなった。
「クリスマスと言えば、サンタさんにならないとね~♡私、女の子で集まってコスプレしてみたかったの~♡」
「え~、蜜璃ちゃんも?私も皆でサンタさんになりたかったの!気が合うね~♡」
蜜璃ちゃんと玲愛ちゃんはタイプが似てるよね。可愛らしいと言うか…。それにしてもコスプレって……。
「たまには息抜きも必要ですしね!ではまた後日、陽奈子さんのおうちでクリスマスパーティーということで!詳細は先程グループ作っておきましたので、そちらの方にご連絡させていただきます。」
いつの間にグループ作ってたの!?
な、なんかしのぶちゃんもノリノリなんだけど……
そしてなぜか集まる場所が、私の家になった。掃除しておかなきゃ…
忙しくてこう言った楽しいこととかも忘れがちだったけど、しのぶちゃんの言うとおり息抜きも大事だ。それに女の子でわいわい集まってクリスマスを過ごしたことがなかったから、とても楽しみだな。